カテゴリ:
すっかり肌寒くなりましたね!

しばらくお休みさせていただいてたWEBSHOPですが
久々にオープンします。

今回は新作のキモノを販売させていただきます。
1年前から生産の準備を始めてきました。
やっと形になって本当に嬉しいです。

先日発売になったキモノ姫も、
アンティーク着物好きならご存知、銘仙の特集でしたね。
私も、銘仙のあのめくるめくデザインの面白さ、可愛さ、柄の大胆さ、
そして抜群の着やすさなどにどんどんハマっていったものでした。

そんな中でも、私がもっとも着た銘仙はこの千鳥格子銘仙。
プチ贅沢

単衣だったにもかかわらず、着用回数は最多。
足元

アンティーク着物でありながら、街着として浮くことのないモダンさと、
帯の合わせやすさ、そして何より銘仙らしいほぐし織りの柄行き。
13 02 09 032


もしこれが袷だったら、
何度袖を通していただろうかといつも思っていました。
「いつかシミ抜きもして、サイズも自分に合わせて袷に直そう」
と思ううちに、あっという間に10年以上経ってしまっていました。

そうこうしているうちに気づけば自分が40代を迎えて、
アンティーク着物との関わり方も少し変化してきました。

華やかなキモノの、その美しさにうっとりする感覚は変わらなくても
身に纏うには事前の気合いやら準備やらのハードルが
自分が思っている以上に上がっている感が、正直あります。

とにかく工夫して着るのが楽しかった時期を過ぎたら、
大人の着物姿としては、やっぱりサイズも着付けも綺麗に着たい。

着物姿というだけでも目立つうえに
アンティーク着物はさらに目を引くので、悪目立ちはしたくない。
そこをどうにかグイッと自分側に持ってくる面白さも知っているけれど、
大人だからこそできるアンティーク着物の楽しみ方をしたい。

着たら着たで楽しい時間が過ごせるのはわかっているのに、
そうこうしているうちに「ずいぶん着てない」ということ自体が
また着るハードルを上げてしまうんですよね・・・

でも、

この千鳥格子の銘仙は、なぜかいつでもどんなときでも、
ワンピースのように気負わず着られる、明日にでも着られる。
「着たくなったら、いつでもどうぞ」
そんな1枚として、いつも私の箪笥にいてくれました。

コーディネート次第で
可愛くもシックにも、
和にも、洋にも
こってりも、すっきりも、
どんな風にも楽しめるアンティーク着物。
変幻自在なこの一枚。

この千鳥格子銘仙は、大人の自分とアンティーク着物について
考えすぎてこんがらがってた私の頭の中を
スッとほぐしてくれた気がします。

これからもキモノをもっと楽しみたいから
この銘仙をより着やすいものとして復刻しようと決めました。

アンティーク着物をやっぱり着たいんです。
特別すぎる時じゃなくても、気合いを入れなくても、
お出かけ着の延長でアンティーク着物が着たい。
そしてあのアンティーク着物がもつ独特の高揚感も欲しい。

もし同じように思ってくださる人がいたら
それに応えられるものに仕上がりました、とお伝えしたいです。
復刻にあたり、柄の千鳥格子のサイズも微調整して、
小紋のキモノとして全体を見た時にバランスがよくみえる
理想的なサイズになりました。

ふらりと美術館
銀座のデパート
会食
年末年始
パーティー

どんな時でも、さっと着られて、
それでいて女っぷりがぐっと上がる柄行き。
千鳥格子のアンティーク着物。


いろいろ想いはありますが、
特設サイトを設けましたので、
ぜひご覧になっていただければ嬉しいです。

DSC09675
IMG_0220
IMG_0212

発売は10日の22:00〜を予定しております。
どうぞ宜しくお願い致します。