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パリに行って思ったこと

街の建物のありとあらゆるもの(普通の建物)にも壁には彫刻やレリーフがあり、
こってりコテコテなパリ。
そしてヴェルサイユ宮殿の豪華絢爛さはそれはもう半端ではなく、
建築技術的にも完璧に完成されてて、水のないところに水引いて噴水2000個とか
もう、なんじゃそら!でした。ひたすらびっくりし続けた・・・。
オール人間の手仕事ですよ!!もちろん馬とかは使ったと思うけど!
ヴェルサイユ宮殿前の石畳の補修、ブルトーザーみたいなのでやってたけど、
ないからね!当時!
そしてもちろん当時の絵画も、衣装、ドレス、下着、靴はもちろん宝飾品や日用雑貨に至るまで、
ぜんぶもちろん手仕事ですよ。全部が職人仕事ですよ。

人間が生きるためではなく、装飾や趣味として道具使い出してから何千年の歴史の中で、
数百年前にはすでに『人間の手仕事で作り出すもの』の技術としては、
きっと最高に洗練された域に達していたのだな・・・と。
今現在それを何か凌駕しているものがあるだろうかと考えたときに、まったく思い浮かばず、
「・・・・ない、のかも・・・」とちょっとしょんぼりしたのであります。
あくまで『手仕事』に限定したらですが。

当時から今現在まできちんと受け継がれている技術はあるとしても、
その「ピーク(頂点)」は今ではないのかも、と。
穏やかに下降していたり、ブツッと途切れてしまった技術もたくさんあるのでしょう。

着物も然り。
日本建築も然り。

しかしながら!
「昔はよかった、昔が一番、昔が最高!」で済ませてしまってはもったいないな、と。

昔は高価なものは特別な人しか手にすることも、口にすることも、
目にすることもまとう事も出来なかったけど、、
今は高価じゃなくても、好きなものを買えたり、好きなものを食べられたり、
好きな人と結婚できたりする世の中なワケです!(とりあえず日本は)
大量生産されたものも、一点一点手仕事のものも、
自分が「好き!欲しい!」と思ったものを手軽に、
もしくは頑張れば買える世の中でもある。
それってとても贅沢でシアワセなことですね・・・ほんとに・・・。

昔の手の込んだものは文句なく良い。
そして今もけっして悪くない。

そんなことを一人でぼんやり考えたりしていました。