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旧日記の頃から何度も登場している
札幌にママンと住んでいるミツエおばあちゃんですが、
2年位前の個人的な日記を遡ったら、けっこうミツエに対する記述が多かったので
なんかここにまとめておこうかな、と思いました。
本当に健康で、60歳ぐらいのときから毎晩ビールを飲み
「あーしあわせ。いつお迎えが来てもいい」と言い続けています。
たぶんまだまだ来ないでしょう。
もしいつの日かお別れするときが来たとしたら、
ここを親族で見て、笑いながら送り出してあげたいな〜、など考えただけで
ちょっと涙でそう・・・!!!


ミツエはまだ85子供のころから一緒に住んでいたおばあちゃん。
ここ数年でどんどんオモロクなってきている85歳。
好物はウナギ。揚げ物。酒。

今日は近所バアサン仲間のひとりが午前中軽く遊びに来た様子。
お互い耳が遠いので、叫ぶように会話をしています。
ミツエ「アンタ!今日どこに行くのさ!?」
ババ友「あの世!!」
ミツエ「早い!早いよ!!」
シャレなのか本気なのかわからないし、
二人とも別に笑ってないし!

そのうちオバア友達が帰った後に、
「マドカ、コレ、お友達が持ってきてくれたんだけど食べるかい?」
とカステラを出してきた。
それ、私がおととい持ってきたお土産なんですけど・・!


ミツエの昼食昼食をコンビニに買いに行ったミツエ。
老人がお昼に食べるものではない・・・!!

あたためるのは
「夏なので結構」と断ってきたらしい。









ミツエ捜索中命の次に大切な補聴器をどこに置いたか忘れたらしい。
「どこに置いたんだか〜泣きそうだ〜どうするべ〜」
などとつぶやきながら探してます。
そのうち「メガネ〜」などと言い始めたので、
「補聴器でしょ」と突っ込んでみましたが無視されました。
(聞こえてない)

ミツエのウソ泣きが天に通じたみたいで、
なんと自分がつけているエプロンの後ろの結び目に
引っかかっているところを発見されました。
どうやったらそんなところに・・!?
うれしくて大はしゃぎ。




『永寿嘉福』でニッコリ昨年夏に、初めて
家族4人(ミツエ・ママン・私・妹)で洞爺湖まで一泊旅行。

夕飯はお部屋で。
「ここは上座だから私の席!」
と張り切って座る。
後ろの掛け軸が似合い過ぎていて
向かい側に座っていた妹と私は激しく笑った。





オシャレなミツエこのときは私は浴衣で。
「きれいに着たね」
とほめてくれました。
ミツエの手







夜は遊覧船から花火を見たのですが、
遊覧船乗り場まで歩く途中、
足元が暗いので自然に手をつないでくるミツエ。
何となく撮ってしまいました。
子供みたいでした。小さくてシワシワな手だな・・・。


ミツエ着付け中去年10月の妹の結婚式は
家族全員キモノで行きました。
私も母のキモノを着ました。

ミツエは「孫全員の結婚式に出る」というのが夢で、
「それまでは死ねない」そうです。
(いつお迎えが来てもいいんじゃなかったっけ・・・?)
すでに6人中5人の結婚式に出席。

あと一人・・・!!!



クリームソーダ結婚式まで時間があったので喫茶店で
クリームソーダを飲むミツエ。

ケンタッキーフライドチキンも好物ですが、
昔はお店でチキンフィレサンドにコーラなども飲んでいました。
ハイカラね。








ミツエとマドカ

冬帰省して、
帰りに札幌駅まで見送りに来てくれたミツエと。

元気でね〜〜と握手して別れ、
名残惜しく改札に入り
ふり向いたらもういなかった・・・!早ッ!



年々、小さくなるミツエ。
でも私と妹は半分はおばあちゃんに育ててもらったようなもの。
子どもの頃、毎日ご飯を作ってくれて、
「おいしい!」と言うと本当にうれしそうだった。
「美味しいと思って食べたら栄養になるんだ」といつも言ってた。
今は火を消すのを忘れてしまったりするので、危なくて台所を使うことは
禁じられているのですが(ママンは出かけるときはガスの元栓を閉めてから行く)
それでもきゅうりのナマ酢など火を使わない料理はチョコチョコしている。
帰省すると毎回ナマ酢の作りかたを教えてくれるミツエ。
家に戻っても絶対作らないんだけど、たぶんおばあちゃんの作る味にはならない気がする。
なので帰ったら必ずナマ酢を食べておくようにしている。(大体常備してある)

毎回「私の持っているキモノを見ろ」と全部ひっくり返してみせて、
「これは地味だからもう少し年取ってから着る」など謎の言葉をはくミツエ。

もうすぐ敬老の日ですが、
ビールを箱で送ってあげようと思います。
一番好きなのは麒麟淡麗生です。・・・・発泡酒・・・!!